離婚してからちょうど一ヶ月。何とか一日一日をやり過ごすのが精一杯だった。仕事も住まいも、そして大切な人も全て失ってしまった。もうこれ以上不幸になるはずがないと思っていたのに、なんと今日は私の誕生日。普段から頼りになる友人たちは、私を励まそうと、お祝いの予定を立ててくれていた。ようやく笑顔を取り戻せるかもしれないと思ったその瞬間、台風がこの街を直撃したのだ。

道路は水浸しで、一歩たりとも外へ踏み出せないような暴風雨。友人たちは誕生日パーティーを中止せざるを得ず、私は一人ぽつんと落ち込んでいた。もう駄目だ、と諦めかけたその時、玄関のドアがノックされた。驚いて開けると、そこに立っていたのは友人の妻のアキ。彼女は嵐を物ともせず、私に会うために来てくれたのだった。
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