リホが夫トモと結婚してもうすぐ10年が経つ。ふたりは申し分のない暮らしを築いていた。それぞれ仕事も順調で、関係は固く結ばれ、愛情にあふれていた。だがリホだけが、かつての性生活についてトモに明かしていない秘密を抱えていた。
長年にわたり、リホはその事実をトモに隠し続けてきた。罪悪感を抱えながらも、知られれば夫婦の絆が壊れると確信していた。だからこそ彼女はその秘密を胸の奥にしまい込み、けっして外部に漏らすことはなかった。
ある晩、とりわけ激しい愛のひとときを終えて、トモと並んで横たわっていたとき、リホの内側で何かが動いた。おののく手と重たい胸の裡で、彼女はトモに過去の関係のことを告白した。

トモは、妻の過去の浮気に腹を立てたり、嫌悪感を抱くどころか、興奮を覚えた!まるで、過去の行為に対する恥や罪悪感から彼女の一部を拒絶するのではなく、妻という人間のすべてを自分のものにしたいかのように。
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